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穴位置検査装置 PXL-2020

概要

平面ワークの穴の位置と穴径を高速・高精度に測定する、穴位置検査装置(ホールアナライザー)です。
高解像度・高速ラインカメラを搭載し、ワークをスピーディに撮影。
付属パソコンの画像処理システムにより穴位置・穴径測定を実施します。
フロントライト、バックライトの2種類の光源搭載、ワークの上からと下からの光を使い分けます。
基板表面高さ一式固定方式を採用。手動で焦点を合わせる必要がなく、作業者による測定誤差がありません。
これにより、プリント基板・樹脂,金属のプレート,シート・布等の高精度穴検査が可能です。

特長

  1. 1 1,000万穴対応!

    将来基板の穴数が増えても安心です。

  2. 2 最小径 Φ50μm
  3. 3 リニアモーター駆動方式を採用

    高剛性フレームとリニアモーターとの組み合わせで
    高精度を実現。

  4. 4 510×610を60秒で検査
  5. 5 610×710の大判仕様機も製作可能です。
タケウチ㈱製 ホールマスター PXL-2020
装置寸法(W×L×H):
1300W x2169Lx1834H

開発の背景

穴位置検査装置(ホールアナライザー)は、ラインセンサーを使用し、一定幅でスキャンするタイプが
発売され、事実上の業界標準となりました。以来10数年が経過、高速処理の為に採用していた、
高度な画像処理ボード等が修理・交換できなくなり、代替の装置が求められるに至りました。

海外では複数のメーカが、同種の装置を開発/発売しております。しかし、それら装置は、
機械的に一定の精度は与えながら、ソフトウェアでの補正により、精度を得ようとする仕様であり、
従来からの日本国内の基板検査基準にはそぐわない仕様でした。

そこでタケウチと弊社は、日本国内の基板製造各社の求めに応じ、
機械精度を非常に高めた本装置(PXL-2020)を新たに開発しました。

主要な機能のご紹介

基板表面高さ一式固定方式




        基板表面高さ一式固定方式
 基板板厚が変動しても、フォーカスを変更する必要がありません

基本画面



            基本画面
      便利な機能の揃ったメイン画面です

分布図






             分布図
     XYの誤差分布を全穴・各ツール毎に表示します

測定結果表示



           測定結果表示
   条件に該当する穴の一覧を表示/指定した穴を統計より除外

伸縮解析

            


            伸縮解析
      伸縮を全穴・ツールごとに表示します

仕様

項目 単位 ホールマスター PXL-2020
設備寸法 mm 1300W × 2169L × 1834H
積載可能基板サイズ mm 610 × 690
測定可能サイズ mm 580 × 670
板厚 mm 5
検査可能穴径 mm 0.05 ~ 6.3
最小表示単位 mm 0.0001
カメラ 搭載数 1
視野 44
画素数 ー  16,000
レンズ 倍率 0.7,1,1.8(3機種ご用意)
分解能 μm 2.7
照明 上側照明LED 下側照明LED
スキャン時間/シート 精密モード 102
検査可能穴数 10,000,000
繰り返し精度 μm 3+4/1,000L(Lは測定長[mm])
PV機能 標準仕様:画像保存の確認のみ
カラー/モノクロ オプション仕様:カラーマトリクスカメラ+上側照明
操作PC環境   Windows10
XY軸駆動方式   リニアサーボモータ or ボールネジ
基板固定方式   基板表面高さ一式固定方式
基板板厚が変動しても、フォーカス変更の必要がありません

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